NHK 第72回NHK紅白歌合戦2021年の感想

 NHK紅白歌合戦2021年を見た。昨年にはなかった明るさや新年への期待が感じられるエンタメの祭典だった。これは、司会の大泉洋が為せる技だと思う。あとは小池栄子はやっぱりおもしろかったし、前提的にコメディ感に包まれている、多幸感のあるステージだった。

 紅白歌合戦締めくくらなければ、2021年を締めくくることはできないので、徒然と新年の筆はじめをしていきたい。

全体的な感想

 紅白の出場歌手が変わったのか、日本の音楽のメインストーリーが変わったのか。子どものころ見ていた紅白歌合戦とは出場歌手の層が変わったなあとしみじみと思うアラサーであった。自分が中高生のころは、好きな歌手はCDTVで見るものであり、紅白歌合戦は家族で見る用の風物詩でしかなかった(気がする)。まさかBUMPが紅白で2曲も披露するなんて…、あの日の僕に君を見せたい。

 エンタメと歌番組としてのクオリティは上がっていたが、避けて通れないのが性別による紅白の組み分けである。世界は2色ではないので、今回のテーマもColorfulにしたのだろうけど、今後の紅白のアイデンティティをどう取り扱うのか、関係者の心労を推し量らせていただくと同時に、NHKがどのような解を提示するのか楽しみである。

 

個別的な感想

・始まり方がカッコいい。いきなりLiSAの明け星がはじまる演出からのエキゾチックジャパンで楽しい番組になるんだろうなと感じた。人は第一印象で決まる。

KAT-TUNのRealFaceは世代的にドンピシャ。最後にもどこかで聞いたことのある細川たかし北酒場が流れる伏線回収。田中の髪は短い坊主、悪いことでもしたのかな。

・miletの歌いだしで、「はい!は一回でしょ」とよく母親に怒られていたことを思い出し、すこしほっこりした。母親は存命なので大事にしようと思った。

・まふまふのステージ後に、気軽に話しかける大泉洋。ちょっとまふまふかわいそうだった思った(笑)

松平健が伝説の開会式案のAKIRAバイクで現れるかと思い興奮したが、最終的にはコナン的なボードだった。

エヴァ風の後半予告が好き。

・けん玉演歌歌手のVTRの演出は、くしくもケツメイシのライフイズビューティフルという曲など、M-1をほうふつとさせて少し感動。

・藤井風の才能あふれる立ち振る舞いがすごい好きで、カリスマティックを視覚からびんびん感じた。サプライズ演出もそれを補強するようだった。

・YOASOBIの「かけがえのないみんなだー!!」はベストアクト。

・BUMPの天体観測のミュージックビデオ風の演出で、急遽決まったとは思えない演出のクオリティだった。

・昨年に引き続き、眠気に勝てず23時ごろに寝た。

 

紅白を踏まえて

・milet、藤井風、milleniun paradeはしっかり聞いたことがなかったので、digっていく。紅白きっかけにアーティストに興味を持つ時代が来るとは…。

・BUMPの良さを再認識したので、digっていく。butterflyで止まっている。

・ジャニーズのアイドルソング、良い。digっていく。