「Pokémon LEGENDS アルセウス」(ポケモンレジェンズアルセウス)が、今月末に発売される。ポケモンとともに育った世代である僕としては、わくわくと興奮が抑えきれない。はじめてのポケモンは、1998年発売のポケットモンスターピカチュウでした。
せっかくの発売直前のタイミングなので、わくわくを増幅させる手段として、本作の内容について、考察をしていこうと思う。
本作の舞台「ヒスイ地方」について
なぜヒスイ地方という名称なのか
・ヒスイの名称は、ポケモン第2~4世代から連綿と続く、宝石/鉱物名シリーズを踏襲していると考えられる。
→宝石のうちから「ヒスイ」が選ばれた理由は、「初公開映像」で示唆されているとおり、アルセウスの一部である。アルセウスの下半身の部分に4つの「ヒスイ」らしき鉱物がついている。
【公式】『Pokémon LEGENDS アルセウス』初公開映像,2分1秒より引用
https://www.youtube.com/watch?v=TRmio2BUZ0A
【公式】『Pokémon LEGENDS アルセウス』初公開映像,2分6秒より引用
https://www.youtube.com/watch?v=TRmio2BUZ0A
・「ヒスイ」は、ほかの単一の鉱物でできた宝石と異なり、さまざまの鉱物が集まってできている。そのため、すべての鉱物のなかで最も割れにくい性質を持っているという。
→「人とポケモンの暮らしが分かたれていた時代」(プロモーション映像で使われた表現)であったが、さまざまな人とポケモンが一丸となって何かに対抗するストーリーが描かれる舞台であることの示唆? それによって、現代のポケモン世界のように、人とポケモンが協力し、一緒に暮らす時代となる?
ヒスイ地方のフィールドについて
https://www.pokemon.co.jp/ex/legends_arceus/ja/story/210818_01/ より引用
・公式サイトのヒスイ地方のマップには、6つの地名を示している記載がある。うち3つは、これまでの公式発表から、「コトブキムラ(左の村)」「黒曜の原野(コトブキムラの右隣)」「テンガン山(中央)」と推測できる。
・公式サイトには、「テンガン山を囲むようにして環境と生態系が異なる複数の地域が存在している」との記載がある。残りの3つのフィールドは、「原野」とは異なる生態系が成り立つ環境のあるフィールドなのだろう。
→では、残りの3つは、具体的にどのようなフィールドなのか。「黒曜の原野」の特徴は発表されているので、それをもとに考えてみる。
「黒曜の原野」からみるフィールドの特徴
・「黒曜の原野」には、草木が生い茂り、花が咲き乱れている。草原や森の環境を好むポケモンが多く生息している。
・キャプテンのヨネが、黒曜の原野に住む特別なアヤシシの世話をしている。
・キャプテンのキクイが、黒曜の原野のキングであるバサギリの世話をしている。
・バザギリは、ヒスイ地方の特殊な鉱石によりストライクが進化した姿である。
→本作のフィールドの特徴として、以下と推察する。
・各フィールドには、それぞれの環境がある。黒曜の原野では、草原や森の環境がある。
・各フィールドには、「特別なポケモン」が1匹いる。そしてその「特別なポケモン」は、ライドポケモンとなる可能性が高い。
・各フィールドには、「キングorクイーンポケモン」が1匹いる。そしてその「キングorクイーンポケモン」は、その地名の鉱石と関りがある。
・各フィールドには、「特別なポケモン」と「キングorクイーンポケモン」に対応するキャプテンが2人いる。
・各フィールドの名前は、「(鉱物名)の(環境名)」である。
これらをもとに、残りのフィールドを考えてみる。
ポケモンレジェンズアルセウスのフィールドは、ずばりこれだ!! (ここからすべて妄想)
ヒスイ地方のフィールドの大予想
黒曜の原野
・プロモーション映像でも見られていたステージ。シリーズでもおなじみの最初の虫ポケモンや鳥ポケモンが出てくるのだろう。
・ここで アヤシシのイベント と バサギリのイベント をクリアし、ポケモン図鑑を一定数増やせば、本フィールドクリアになるんだろう、ゲームのセオリーでいうと。
・ポケモンレベル帯は、5Lv~25Lvくらいと予想。
硫黄の大地
・次は、アヤシシに乗ってヒスイ地方の南東のフィールドへ移動する。湿地帯であることがわかる。黄土色の大地も見える。炎タイプや毒タイプ、水タイプが多く生息していそう。
・地面色をしているし、湯気が立ち上っている(温泉?)いる。ここのフィールド名につく鉱物名は「硫黄」と予想。環境名は、安直だけど「大地」とか「湿地」とかそんな名前だろうと予測。
・このフィールドが2番手なのは、以下の映像から予想。ポケモン放牧場には、「黒曜の原野」で出てくるだろうポケモンに加え、このフィールドで出てきそうなポケモン(スカンプー、マスキッパ、グレッグル、フワライド、ギャロップ)しかいないから。加えて、レベル帯も30Lv前後と順序にかなっている。
【公式】『Pokémon LEGENDS アルセウス』新報 其の壱 あらぶるキング・クイーン篇,1分19秒より引用
https://www.youtube.com/watch?v=HMiSzxSU6eQ
・ここの「キングorクイーンポケモン」は、ヒスイウインディと予想したい。ヒスイガーディに特殊な鉱物が働いて、もふもふからゴツゴツになるという妄想。
・ここの「特別なポケモン」は、イダイトウになるかと。イダイトウに乗って、川を遡上して、次のフィールドへ行く。
瑠璃の入江
・次はヒスイ地方の東のフィールドへ移動する。ここは入江である。
・青い鉱石ということで、ラピスラズリから「瑠璃」の名を冠すると予想。地名は、地形からして入江と考える。ちょうど入口にダイマックスした海カイロスみたいなツノもあり地形が強調されている。浜辺とか海岸よりは、入江が適切かと。
【公式】『Pokémon LEGENDS アルセウス』プロモーション映像,0分24秒より引用
https://www.youtube.com/watch?v=CfW0-DD6A10
・ここの「キングorクイーンポケモン」は、全く想像がつかない。上の画像にもいる海カイロスでも十分おもしろい(投げやり)。アニメのドククラゲみたい。
・北海道東部の摩周湖には、巨大なイトウ(イダイトウのモチーフの魚)が住んでいたというアイヌの伝説がある。アイヌ語でその魚はチライと呼ばれていた。人や鹿を飲み込む怪魚であったが、アイヌの勇者カンナカムイに討伐されたという。
→この話を引用して、このフィールドのキングポケモンは、青いバスラオから進化した新ポケモンだったりすると楽しそう。悪・水とかで。イダイトウは、生存競争に敗れた赤バスラオたちの無念だったのだ…。
・ここの「特別なポケモン」は、ヒスイウォーグルである。海辺のロケーションに渡り鳥はいそうなイメージあるし…。ヒスイウォーグルに乗って、北部のフィールドへ移動する。
水晶の霊峰
・次はヒスイ地方の北部のフィールドへ移動する。ここは雪山であるが、プロモーションビデオなどでは、サーナイトなどが生息しているので、「霊峰」という名前にした。鉱石名は、もはやわからない。山なのでなんでもいけそうだし、それっぽい名前ということで「水晶」とした。最後にしてフィーリングである。
・ここまで北海道といえば、アイヌといえば、というモチーフである熊が出てきていない。この作品で出さないわけがない。したがって、霊峰の王は、「ヒスイリングマ」が出てくるはずだ!!
https://zukan.pokemon.co.jp/detail/614より引用
・という冗談はさておき、人を殺した悪神ヒグマであるウェンカムイをモチーフに、「悪/ノーマル」とか「悪/ゴースト」に進化してほしいところである。ぜったいカッコいい。
→なぜヒスイゾロアークなのかは、以下にてストーリー予想と合わせて記す。
フィールドからストーリを読み解く
・ここまで4体の「キングorクイーン ポケモン」を倒してきた主人公。それぞれのフィールドの「キングorクイーン ポケモン」は、アルセウスの持つ4つのヒスイの力によって暴走していたのである。
・「キングorクイーン ポケモン」を倒すと、「かがやくヒスイ」というアイテムを落とす。雪山フィールドで4つ目の「かがやくヒスイ」を入手した主人公は、特別なポケモンであるヒスイゾロアークの力を借りる。
・ヒスイゾロアークは、イヨマンテの儀式を執り行う。イヨマンテの儀式は、アイヌの神の霊を神の国へ送り返す儀式である。これにより、テンガン山の頂上にある「やりのはしら」、神である伝説のポケモンへの扉が開く…。
・テンガン山に住むポケモンはかなり手ごわい。まるで「やりのはしら」の守護者のように、主人公に牙をむく。なんとか奥まで進む主人公だが、最後は溶岩に行く手をはばまれる。
・途方に暮れる主人公。そこに、最後の「特別なポケモン」、ライドポケモンが現れる…。シンオウ地方で溶岩…、そう、ヒードランである。
・最後のライドポケモンとして、ヒードランは主人公を乗せて進む。このヒスイ地方を救うという天命を受けた主人公を乗せて、十字のツメを食い込ませて壁や天井を這いまわり、ついには頂上まで送り届ける。
・そしてヒスイ地方を救い、伝説の救世主となった主人公…。いつしかヒスイ地方の人々にも、語り継がれていく。「救世主をテンガン山でたすけた、伝説のポケモンがいるんだって。」。そう、これはヒードランが最高の伝説ポケモンになるまでの物語だ。
(タイトルロール ババン!!)
(エンドロール)
そう、ポケモンレジェンズアルセウスとは、ヒードランが以下のネットミームを返上するための物語だったのである!! ネットミームの雪辱を晴らせヒードラン!!
空母ポンタヌフは、ヒードランを応援しています。大好きです。ヒードランの本作への出演を切望しています。
2022年1月28日の発売が待ち遠しい。