最近ひたすら「Aimer/残響散歌」を聴いている
当方の鑑賞スタイル
音楽を聴くスタイルは人それぞれだと思うが、当方の場合は、気に入った曲をひたすらリピートをするというものだ。去年は「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」のアニメを観た後、「ポルカドットスティングレイ/青い」を狂ったように聴いており、昨年最も再生した曲になっていた。
この気に入った曲オンリー聴きという独特の鑑賞法は、このマイフェイバリットソングのローテーションは1週間から2週間でコロコロ変わっていくので、エントリ化するのにちょうど良いような気がしたので、「音楽」カテゴリを新設してみた。
今週前半は新型コロナに身体を侵されて床に伏していた。そのさなかでひたすら「Aimer/残響散歌」を聴いていたので、このことについて書いていく。
この曲を聴いたきっかけ
2/6(日)にアニメ鬼滅の刃の遊郭編の10話が公開され、来る最終回に向けて残すはあと1話だけとなった。当方は翌日の月曜に観ようと思っていたが、あいにく新型コロナの症状を発症しおあずけとなり、ひたすら回復の呼吸をする羽目になった。
そこそこ体調が回復した2/9(水)にアニメ10話を観て「ちょーかっけー!!!」と鬼滅キッズマインドに支配されていたころ、THE FIRST TAKEの動画公開された。ちょうど「Aimer/残響散歌」であり、聴いてみたところ、見事にはまったのである。
とはいえ、この曲はそもそも鬼滅遊郭編のオープニングであるため、それ以前から聴いていた。今回は待ったきっかけは、動画で見ることでまじまじと歌詞を確認しながら聴けたことだったと思う。(正直、いつもオープニングで聴いていた感じ何を言ってるか聞き取れなかったので。)
感想
アニメのテーマソングとして完璧である。
まずは、音柱のテーマソングとして素晴らしい。鬼滅の刃は無限列車編以降は、柱が話の中心にかかわってくる。遊郭編では音柱宇随天元がそれにあたるわけだが、端的に言ってそのイメージとものすごーく合致している。ピアノとブラスの明るいサウンドのイメージとボコボコいうドラム…。歌詞に散りばめられた“色”のイメージで、カラフルなイメージを抱く。ようは、いい感じ派手な曲なのである。一介の鬼滅キッズとしては、「銀朱」(音柱の髪色のイメージ)、「派手に」(音柱の寒い口癖)、「譜面」(宇随天元独自の戦闘計算式である!←よくよく考えるとなんそれ感が強い)などの原作要素が散りばめられてられており嬉しい限りである。
加えて、遊郭編の鬼側と重なる歌詞がある。「選ばれなければ選べばいい」という歌詞は、オープニングにちょうどこのシーンが鬼側のカットとなるように、堕姫/妓夫太郎のことを象徴しているフレーズのように思う。どうでもいいけど、BUMPのオンリーロンリーグローリーでも同じような歌詞あったよね。誰の発明かは知らないが、いいフレーズである。
こうして思うと、一介の鬼滅キッズはあらぬ深読みをしだす。鬼側を象徴する歌詞も散りばめられているように思うのだ。「光も痛みも怒りも全部抱きしめて」(過去シーン全般)、「違えない帯」(堕姫の鬼血術、あるいは兄妹の絆)、「深紅」(妓夫太郎の鬼血術)、「この先どんなつらい時も 口先よりも胸を張って」(口では罵る兄だが、妹を思う気持ちはほんとだということ)など、一介の鬼滅キッズはこじつけてしまうのだ…。
遊郭編の好きなところに主人公サイドと鬼サイドの兄妹の対比がある。鬼の兄妹の境遇は一歩間違えれば主人公がなっていたかもしれない境遇だと語られるが、この曲でも同じようなことをしているように感じて、そこがヒジョーにスキなポイントである。
と、鬼滅ありきの語りをしてきたが、鬼滅と紐づけなくても充分素晴らしい楽曲である。「選ばれなければ選べばいい」の裏でサビに向けてドンドコドンドコテンションのボルテージを上げていくドラムだったり、Cメロがないシンプルな曲構成(これがあるので繰り返し聞き続けても苦じゃないし、覚えやすい)、また歌詞も鬼滅とも関係なく応援歌として素晴らしいと感じる。「口先よりも胸を張って」はウオーッッスゲー!!と思った。
また、Aimerの歌声は耳に残りクセになる。これまではAimerのことはほぼ知らなくて、THE FIRST TAKEでおもかげを歌っているメンバーのうち唯一紅白に出ていなかった人、あるいは読み方難しい人くらいの認識しかなかったけれど、今後はしっかりウォッチしていきたい。
あと、ミュージックビデオをみると、2022年3月発売のPS5ソフトのゴーストワイヤートーキョーががぜん楽しみになります。
明日の鬼滅最終回が楽しみである。