映画「THE BATMAN-ザ・バットマン- (2022)」を観た:長い!!が故に、地に足のついたヒーローとしてのバットマンオリジン

 映画「THE BATMAN」を観たので感想をネタバレありで書いていく。

 

リドラーの姿もわかる『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の新ポスター2種類が公開

 

作品メモ

THE BATMAN-ザ・バットマン-  2022年3月11日公開 176分 ワーナーブラザーズ

ちょっと遠いデカ映画館のIMAXで朝イチの回で観た

両親を殺害されたブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)は探偵となり、夜は黒いマスク姿でゴッサム・シティの犯罪者を懲らしめていた。しかし、権力者を標的にした連続殺人事件の犯人として名乗り出たリドラーが、警察やブルースを挑発。そして、政府の陰謀やブルースに関する過去の悪事などが暴かれていく。

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観た理由

・アメコミ映画だから。

・劇場でバットマンを観たことがなかったから。

感想

長い!!がゆえに最も奥行のあるバットマン

 長い!!3時間は長い!! 10年の集大成である「アベンジャーズ:エンドゲーム」が181分とのことで、それに匹敵する恐ろしく長い映画である。頻尿がちかつ腹痛がちな僕にとって、大腸内視鏡検査なみのトイレ対策を講じて臨まざるを得ない映画であるし、長いので1日のどのタイミングで観るかという調整が必要になり、正直観る前からちょっとストレスを感じた。

 これまで映像作品として観たことのあるバットマンは、DCEUシリーズのバットマンだけなので、バットマン単独作を劇場で観るのは初めてである(ダークナイト三部作はちょっと観たかもだけど)。今回のバットマンはちゃんとゴッサムシティに根付き、探偵として働いていて感動した。ゲームのアーカムシリーズのような(アーカムナイトを積んでいるので早くクリアしなくては…)、あるいはアローバース作品のような(結構観たが途中であきらめ気味。クロスオーバーイベントまでたどり着きたい)、ヴィジランテとしての“地に足がついてる感”を感じた。ちゃんと捜査していた3時間の賜物である。

 ダークな画と迫力のあるサウンドが多く、劇場で観るべき作品だと思う。悪人に恐怖を与えるシンボルとしてのバットマンがビジュアルからも描かれているし、これまで観てきたバットマンとは違う若手だからこその危うさが戦闘からも感じられる。バットマン最高!!!! スーパーパワーもいいけど、その身で戦うヒーロー最高!!

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こういうキメ画が多くテンションがあがる

  とはいえ、ノワールものとして毛色が強い。テンションがあがるシーンも常にあるわけではないので、正直ダレる感覚もあった。そのぶん没入感はすごく、最終的にバットマンが行き着くエンドシーンの考えにも非常に共感ができる。“地に足がついてる感”があるがゆえである。結論は長いので人を選ぶというところで、自分は少々ストレスは感じたがハマれたので良かったと思う。

ジョーカーの衝撃は序章に過ぎなかったの件

 日本におけるキャッチコピーとして「ジョーカーの衝撃は序章に過ぎなかった」というキャッチコピー。鑑賞前は便乗商法乙と思っていたが、鑑賞後は「ネタバレキャッチコピーやんけ!!」と思った次第。

 本作のテーマは、映画「ジョーカー」と同じであった。社会から排除された人々の復讐を描いた作品である。ブルース・ウェインリドラーも、過去に起きたトラウマの復讐をするために、それぞれバットマンリドラーという仮面をかぶっている。それぞれ仮面をかぶってやっている行為自体は異なるが、仮面の下の動機はいずれも復讐である。繰り返される「Unmask」という単語が象徴的だった。

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ゲームの印象とは異なり、めちゃくちゃ暴虐なヴィランだった

  ただし、最終的にブルース・ウェインは、リドラーの動機が復讐であり、自分とまったく同じであることに気づく。それをきっかけに表舞台での人命救助をはじめて、ニュースで「コスプレ男がすごく人命救助している」と報じられていて笑った。終盤での恐怖ではなく希望が必要だという気づきは、悪人を暴力で叩きのめす単なるヴィジランテから、社会から排除された人々それ自体を救っていくヒーローとしての目覚めであり、これこそバットマンのヒーローとしてのオリジンを描いていると思った。

 今後の作品は、しっかりヒーローとしての歩みが描かれるのだろうと思うので、楽しみである。次回作は2時間くらいでお願いします。自作では陰なるロバートパティンソンが観られないのは残念であるが。。。

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やつれすぎてヴィランの風貌である

 

 

映画「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021(2022)」を観た:大長編ドラえもんの極致!決して子供向けだけではない

 コロナに感染したあと、後遺症の咳が続いていたから「もう劇場は行けないかな~」と思っていた。ところが、藁にも縋る思いで呼吸器内科にいったところ、ここで処方された漢方薬バツグンに効いてきたため、劇場視聴の再開である。

 とはいえ、肺機能検査をしたところ、20代なのに高齢者並みの肺機能まで低下していた…。コロナ遅るべし。ということでマスクするとやや呼吸が苦しいものの、映画館で咳の心配なく映画を楽しんできたので感想を書いていく。

 

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作品メモ

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021 2022年3月4日公開 107分 東宝

近所のデカ映画館で昼すぎの子どもたちが多い上映会で観た

夏休みのある日、のび太は小さなロケットを拾う。その中から手のひらサイズの宇宙人パピが現われ、彼は自分がピリカ星の大統領で反乱軍から逃れるために地球にやってきたと話す。ドラえもんひみつ道具スモールライトで小さくなり、パピと一緒に過ごすうちに友情を育んでいくのび太たち。そんな中、反乱軍のクジラ型宇宙戦艦が地球に出現し、パピを捕らえようとする。大切な友だちであるパピと彼の星を守ろうと、のび太たちはピリカ星に向かう。

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観た理由

大長編ドラえもんのなかで好きな作品の1つだったから。

 

感想

20年ぶりに観たドラえもん映画だが、あの頃と同じく面白かった!

 詳しくは覚えていないものの、小学生のときから劇場版ドラえもんは観ていたし、大長編ドラえもんのコミックスも買って読んでいた。あらすじはなんとなーくでしか覚えていないものの、「宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」は好きな大長編の一部だという記憶は残っていた。10歳前後のころに自分に響いた作品は、20年近くたった今でもしっかりと響いた。

 「宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」というタイトルのとおり、兵器による爆発のシーンや戦闘機のドッグファイトのシーンが多くある。今回のリメイク版の作画・音響ともに素晴らしく、迫力がすさまじく、劇場で観たかいがあった。大長編コミックスの藤子・F・不二雄によるルビを思い出すと大きな音がするのはフクザツな気持ちになったけれど(笑)。藤子・F・不二雄ドラえもんのテーマを「すこしふしぎ」略してSFといったが、本作はちゃんとサイエンスフィクションしていると思った。 

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ボロボロの大長編ドラえもんより。この描写をみて宇宙図鑑を買った気がする。

 また、久々にドラえもん映画を観た身からすると、子どものころから観ていたドラえもんから変わっていないことも安心した。最後に劇場版アニメを観たのは2000年代ごろだが、そのころからお約束は変わっていない。冒頭でのび太のドラえも~~~んのジャイアンが良いやつになるとか出木杉くんが冒険からハブられるとか細かいお約束もそうだし、勇気と優しさをもって苦難を乗り越えていくというシーンは相変わらず胸が熱くなった。子どもがたくさん映画館にいるのをながめると、これらの作品が今の子どもにも楽しまれているのが嬉しい、と感じた。

 お約束のドラえもん映画として安心して観れるし、かつしっかりしたSFアニメとして劇場で観るのにふさわしい作品である。

 

大長編ドラえもんが描いてきたもの

 これまで好きだった大長編ドラえもんを思い出してみる。本作以外に挙げると、「日本誕生」「アニマルプラネット」「鉄人兵団」「銀河超特急」などになるか。よくよく考えると、どの作品も、またここに挙げた作品以外も、専制的支配との争いを描いている。どの作品も基本的なストーリーラインとして、のび太を象徴とした優しさと思いやりと勇気をもって、専制的支配と戦っていく物語である。

 1980年代から大長編ドラえもんは始まったが、40年経ったいまでも描いているメッセージは変わっていない。裏を返せば、それは40年経ったいまでも訴えなければいけないメッセージということである。

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冒頭のシーンだがドラえもんか!?となった

 このタイミングでこの映画観た場合、誰しもが「ロシアによるウクライナ侵攻」と重ね合わせずにはいられない。この映画は、遠い宇宙の惑星で、いちどはクーデタによって転覆された政府だが、第三勢力であるドラえもんたちの介入をもって、逃げのびた大統領を中心にレジスタンスと民衆が政権を奪還するという物語である。大統領による演説や、民衆によるデモのシーン、専制的指導者が疑心暗鬼になっているシーンなど、「果たしてこれは子供向けアニメなのか?」と思わずにはいられない描写が多い。先ほど述べた、専制的支配との争いを描く大長編ドラえもんの極致であると考える。

 映画オリジナルのシーンで大統領が宇宙船で言っていた「それぞれができることをやるんだ」という言葉と、映画でも原作にもある以下のセリフをかみしめているポンタヌフであった。このドラえもんを観た子どもがいろいろなことを考えるきっかけになればよいと思った。

 

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3月の配信コンテンツを吟味する:サブスクこそやっとかないと見過ごしてしまう

 自分のメモ用にはじめた「吟味するシリーズ」を配信サービスにも拡大してみる。サブスクサービスは「いつでも観れるから」の安心感のせいで、いくつも観たい作品を見逃してきたことか。そしてゴホゴホ咳き込み後遺症のせいで映画館になかなか行けないことこともあり、配信サービスは大事である。

 さて、僕が加入している配信サービスのレギュラーメンバーをお知らせすると、NetflixAmazon PrimeとDisney+である。これさえあれば5億年ボタンをも押せる布陣だと思う。人生は残り50年くらいしかないので、事前に吟味しておきたいと思う。

 

Netflixの3月の楽しみなコンテンツ

ガーディアンズオブジャスティス(3月1日配信)

 ヒーローとヴィランの戦いを実写×アニメで描くオリジナル作品。予告からしょーもなさは漂うもののどういう表現になっているのかが気になり中。ギャラクタスやウルヴァリンっぽいキャラクターが出てきて草が生えている。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(3月8日配信)

 ずっと観たかったが観たことがないので観たい。劇場だと周りの音が気になりそうなので、自宅で朝イチに早起きをして観たいな~と思っている。ホラーと見せかけたモンスターモノというくらいの知識しかないが、楽しみだ。たぷんこれはちゃんと観る。

 

Adam by Eve: A Live in Animatio(3月15日配信)

 廻廻奇憚で一躍売れたEveの楽曲をテーマにしたアニメーションとライブと実写ドラマとかいうよくわからない映像作品。SpotifyのCMもスゴい好きなので、とても楽しみである。廻廻奇憚知らないけど。顔出しをしないアーティストが増えてきてライブができない今、こういうやり方もありなのかもしれないという試金石か。

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ジョン・ウィック: パラベラム(3月20日配信)

 ジョン・ウィックの最初の作品は、ベットのなかのスマホで観た記憶がある。めちゃくちゃスタイリッシュなバトルをしていたことと犬がかわいかったことしか覚えていない。2は観てない。これを機に観たいです。パラベラムは劇場公開時にシリーズを観ていないことを理由に見送ったので、しっかりと観たい。

 

Amazon Prime Video

Amazon Original 「ザ・ボーイズ ダイアボリカル」(3月4日配信)

 ドラマシリーズ「ザ・ボーイズ」のスピンオフ作品。アニメ作品なのでドラマ版よりふざけてくれることを期待。1話あたり15分くらいで観やすそうなのもいい。皿洗いや洗濯ものをたたみながら観ようと思う。

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Mr.ノーバディ(3月10日配信)

 こちらも劇場公開時に観たい!!と思っていたが観れなかったもの。たしか「キャラクター」と迷って観なかったんだと思う。冴えないオヤジが強かったという作品は、なにかをきっかけに増えてきたような気もするが、あまり見たことがないので楽しみ。ジョンウィックくらいか?

ドント・ブリーズ2(3月24日配信)

 こちらも劇場公開時に観たい!!と思っていたが観れなかったもの。たしか夏休みで暇しているときにドントブリーズの前作を観てから映画館に行こうと思って、ドントブリーズの監禁シーンを観てオエエとなってやめて、さわやかな気持ちを観るためにヒロアカを観た記憶ある。家ならいつでも大丈夫だぜ!!

 

Disney+

私ときどきレッサーパンダ(3月11日配信)

 あらすじを読むだけで泣ける。やりたいことがあるのに、ほかの人からの期待のせいで本当の自分を隠して演じているのたが…。家族の前かネットの中か職場なのか本当の自分がわからなくときってあるよな~と思う。

 

ムーンナイト(3月30日配信)

 4か月ぶりのMCU作品!!MCUキッズとしては嬉しい限りである。フェーズ4で茶ンチーやエターナルズと映画では新キャラクターが投入されたが、ドラマでは初なので楽しみだ。また、作品を通じてダークな雰囲気なので、ネットフリックス版のパニッシャーが好きだったポンタヌフとしては嬉しい限り。

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おわりに

上にまとめた以外にも劇場で観て面白かった「透明人間」や「孤狼の血LEVEL2」も配信される。ドラえもん映画40発もある。ただでさえ忙しい年度末、休日も忙しく過ごしたいと思うポンタヌフであった。

2022年2月の振り返り

 2022年2月が終わろうとしている。2022年も16%が終わろうとしている。

 つらいことばかりだが、とりあえずつらつら書いておく。

 

とりあえず書いておきたいこと

 2月には自分の生活にとって大きなことが2つ起きた。「コロナ感染」と「ロシアのウクライナ侵攻」である。

 2月の半ばにコロナに感染した。発症してから3週間経つものの、未だに後遺症の咳が収まらない。それ以外の目に見えた後遺症は発症していない。とはいえ、コロナ感染後は心筋炎のリスクが高まるなどの研究結果も出ているので、ちょっとコワい。かなーりハードな感染症であることは間違いない。この経験から、正しい情報を選ぶ情報リテラシーは改めて重要だと感じた。

 2月24日に、ロシアはウクライナへ軍事侵攻を開始した。僕は高校生のときから世界史が好きだった。その理由は、歴史には学びがあるからだ。完全とは言えないが、現在の世界秩序は過去の歴史に学びを得て構築されたものになっていて、人類の理性というか叡智というか道徳というかの歩みを感じられる。とまあ、ひろゆきが奥さんのことを話すときみたいになったが、歴史からこの世界の成長を感じられるから好きだったんだと思う。これまでも世界のあちこちで悲劇は起きていたが、世界秩序を揺るがすようなものではなかった。教科書のなかだけだと思っていた主権国家同士の全面戦争が起きるとは……。これまでの局地紛争や内戦を同じように感じていたか? と問われればNOなのだけれど、受けた衝撃も大きいものである。自分がなにもできないという無力感に苛まれつつ、暮らしていくしかない。

 というようなことがあり、2月は改めてフェイクニュースの恐ろしさと情報リテラシーの重要性を実感した。加えて、1次ソースに触れるための語学力の重要性を再認識。英語でも勉強するか、と思ったポンタヌフであった。そして改めて世界平和のためにできることをしたい、と思ったポンタヌフであった。

 

映画のこと

 気づいたらホラー映画ばかりを観ていた。もうちょっと観たかったな~。ゲームシリーズファンとしてアンチャーテッドは観に行かねばなるまいと感じているが、後遺症の咳が出るので腰が重いのも事実。コロナ治ったあとに観た牛首村も、途中から咳を我慢するため必死に耐えていたし、周りの人に与える心象を考えると満席に近い上映会で観ることはしばらく出来ないんだろうな~ と悲しみの涙を流す。

 

そのほか映像媒体(アニメ、配信、テレビ)

  • いま、私たちの学校は…(Netflix)を観終わった
  • 鎌倉殿の13人(NHK)をコロナで寝込んで見逃してみるのやめた
  • 鬼滅の刃遊郭編の最終話で涙を流した
  • リック・アンド・モーティーのシーズン1を観終えた

 ここでもホラーを観ている。「いま、私たちの学校は…」はメチャクチャ面白かったです。ゾンビパンデミックという絶望を前にしてなお希望を失わずに生きる高校生の姿は、いろいろと重なるものがあった。あとは、得も言われぬ学園祭感が魅力。あとは、ヴィラン役のグィナムがRADWIMPS野田洋次郎にしか見えなかった…。

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 あとは、NHKの大河を見逃して観るのをやめた。NHK+があるにせよ、サブスクリプションサービスに慣れてしまうと、決まった日の決まった時間にテレビの前にいないといけないことに抵抗を感じてしまう。小学生の頃は土曜夕方の鉄腕アトムのアニメを楽しみにしていことを思い返し、価値観って簡単に変わるんだと思った。

 リックアンドモーティのシーズン1を観終わったりした。家事しながらダラダラ観るのにちょうどいい。なかなか設定が突拍子もなくなってくるが、ついていける範囲なのでなかなか面白い。引き続きダラダラみていく。

ゲーム

 先月から相も変わらずポケモンをプレイしている。ストーリーはクリアしたが、その後のボスが倒せない!!! ポケモンで苦戦したのは、アカネのミルタンク以外の正直だ。なのでしこしこ図鑑埋めをしている。ポケモン図鑑をコンプリートとしてのは、ポケモン剣盾が初めてだが、これまでのポケモンと違う良い意味での作業ゲー感がある。ゲットするだけでは埋まらず、いろいろなタスクをこなす必要があるのだが、TODOリストが埋まっていく心地よさがある。サラリーマンにはひびく。

 満を持して発売のホライゾンは、PS5のマシンパワーを発揮したすごいゲームである。ストーリーも一元さんお断り感マシマシのSFに振り切りだし、いよいよわけがわからくなっている(褒めてる)。ただお使い感は否めないので、失速気味。3月半ばにはクリアできるだろうとは思っているが、どうなんでしょう。

 とはいえ、戦闘は面白い。うまくいったときはこんな👇顔になる。

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2022年3月発売ゲームを吟味する:期待大のホラーゲーが出るぞ!!

 2022年1月には「ポケモンレジェンズアルセウス」が発売され、2022年2月には「Horizon:Forbiddon West」が発売された。そして2月末の現在、「エルデンリング」が発売された。SEKIROとブラッドボーンを絶賛積みゲー中の当方はエルデンリングは見送らざるを得なかったが、大作ゲームのオンパレードである。

 ということで、2022年3月発売予定のゲームを吟味する。積みゲーの山が出来てしまっているので、購入する新作ゲームはに1本多くても2本というマイルールを課している。年が明けてからのビックタイトルラッシュは、少々ツラいものがある。可処分時間の奪い合い……不労所得を得たいものだ。

 ピックアップするゲームは、当方の趣味による。

 

購入予定のゲーム

 結論から申し上げると、3月25日発売の「GhostWire:Tokyo」を買う!! 月末という絶妙なタイミングに発売されるため、年度末イヤすぎサラリーマンが3月を乗り越えていく絶好の理由となる。

 好きなゲームシリーズの1つである「バイオハザードシリーズ」の生みの親である三上真司が率いるタンゴゲームスの新作だ。加えて、妖怪や都市伝説から敵キャラが造形されており、自分好みの世界観である。

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ガンツの大阪編っぽさ

 ゲームシステムは、手で印を結ぶFPSスタイルである。ゲームプレイトレイラーを観る限り、DOOMシリーズのようなスタイリッシュでリニアな戦闘が楽しめそうである。手で印を結んで戦うというのは中二心をこれでもかいうまでクスぐってくる。

 古くから伝わる神器の力も借りれるということで、「プレイする呪術廻戦」という体験をこのゲームには期待したい。

 

 

そのほかの気になるゲーム

 「購入予定」は無いものの、のほかの気になるゲームを今後の購入の参考にするために以下にメモ書きしていく。

忘れ去られた都市 -The Forgotten City- 

ミステリーADV「忘れられた都市 - The Forgotten City」,日本語音声付きの公式解説動画を公開

 

・もともと「スカイリム」のMODだったらしい。高校3年時に「スカイリム」を狂うようにプレイしていた当方にとっては、ゲーム性はマッチしていることは間違いなし。

タイムリープをする謎解きもので、バトルは少な目らしい。会話だけだと飽きてしまう多動性の当方にとっては、どこかで飽きが来るかもしれないが、プレイしたくなる魅力のあるあらすじである。

 

グランツーリスモ7

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・レースゲームはあまりしないので興味ないが、PS5のマシンスペックを駆使したゲームということで非常に気になっている。

・まあ、たぶん買わないのだろうけれど……。レースゲームで面白かったのはバーンアウト:パラダイスやモーターストームくらいだったので、自分はほとほと破壊描写が好きなのだと実感する。

 

The Medium -霊-

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・三人称で進むホラーゲーム。画面分割で進む現実世界と霊界探索する「二十現実」機能に最大の特徴があるとか。

・こういう雰囲気を味わうホラー作品は、映像作品だと飽きが来てしまうが、ゲームプレイであれば没入感は感じられそうだ。ただ少し地味な印象を受ける。

 

 2022年に入り、毎月素敵なゲームが供給されており嬉しい悲鳴を上げている。無理のないの程度に楽しんでいくきたいと考えるポンタヌフであった。

映画「牛首村(2022)」を観た:恐怖の村シリーズ最高傑作!!

 コロナ感染後の復帰戦として、「牛首村」を観たので備忘のために感想を書いていく。久々の村シリーズである。

 

 

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作品メモ

牛首村 2022年2月18日公開 115分 東映

近所のデカ映画館の朝イチの会で観た

東京に暮らす女子高生の雨宮奏音(Koki,)は、心霊動画に映る自分にそっくりの女子高生を見つける。その少女は牛の首のマスクを強引に付けさせられ、廃虚に閉じ込められようとしていた。胸騒ぎを覚えた奏音は、動画が撮影された坪野鉱泉へ向かい、「牛首村」と呼ばれる村に残る風習の存在に凍りつく。

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観た理由

・モチーフが地元だから。

・和製ホラー映画を映画館で観た記憶が貞子vs伽椰子以来だったから。

 

感想

 犬鳴村、樹海村と続いてきた恐怖の村シリーズの3作品目であるが、今回の牛首村が最も面白かった!! 最初の2作品は途中からリアリティーラインが下がりファンタジーの世界に突入していき「う~ん」となった。そのあたりの感想は過去記事を張り付けておく。今回の牛首村は現実と地続きの世界だと感じることができた。

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 その一旦を担うのが主演のkokiの演技である。初めての演技とは思えない完成っぷりである。さすが日本の大スターキムタクの血筋である。メインキャストの萩原利久の軽薄な感じもスキ。

 ホラー演出もぞわぞわするもので攻めてくる。窓に映る姿が動いていたり遠くに見えてはいけないものが見えたりなど、じわじわ日常が侵食されていく感じがイイ。iPhone音声認識機能の演出は、ちょっと笑った。ホラー演出が起きる前に依り代のGoogle検索結果が機械音声流れる。ということは、呪いの力で聞こえない声で「Hey Siri、依り代の意味は?」と訊ねていることを想像して草が生えた。ホラーとコメディは紙一重である。

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こういうのが多くてヨカッタです

 とはいえ、これは恐怖の村シリーズ、期待を裏切らず終盤には呪いによる領域展開!! が発動する。時空を超える主人公一行は、古き風習が残る時代の牛首村に辿り着く。そこで牛首キッズの突撃攻撃や分裂村人アタックをくぐり抜けるシーンがあるものの、これまでのストーリーの積み重ねから自然な表現に思えた。文章にすると突拍子もない内容なのだけれども。

 恐怖の村シリーズを3作品を観て、やはり描いているのは「忘れ去られた者」に対する視点である。今回の呪いの発端は、昭和初期ごろまで続いたとある風習が原因であった。過去の悲劇は忘れ去られ、もう覚えている者も殆どいない。忘れ去られた苦しみや悲しみはどこにいけばいいのか? ということを呪いとして描いているが、恐怖の村シリーズだということで理解している。毎回やっていることは大体同じだが、大切なテーマである。

 毎回やっていることは大体同じということで、例によってYoutuberの配信から物語が始まる。配信コメント欄に樹海村のジーニーやピル男やド腐れゾンビ(このハンドルネーム好き!!)といったメンツが健在だったので良かった。また、夜行バスのシーンで犬鳴村の少年っぽいのも出てきていた。村シリーズ5周年で呪い祭りをぜひやってほしい。

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何回作中で死んでも必ず生きかえる配信者

 作中での繰り返される「ひとりでいるのはさみしいから」という言葉は、決して呪いの言葉ではなく、救いの言葉になりうると思うポンタヌフであった。

 

 

 

2022年3月公開映画を吟味する:年度末の仕事に疲弊した身体に沁みるアクション映画たち

 2022年3月公開映画を吟味する。

 同じようなエントリを先月書きました。このエントリで「観たい!」とピックアップした映画は8本ですが、2月23日現在で観た映画はそのうち2本でした。今週末に「牛首村」と「アンチャーテッド」は観に行きたいと思っているが、最終スコアはどうなることやら…。

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 2月半ばにコロナに感染したと理由もあるにせよ、映画というエンタメのハードルの高さをひしひしと実感した次第である。少なくとも映画鑑賞には、「鑑賞2時間+前後1時間(移動)+トイレ行かないように膀胱と腸を空っぽにする心がけ」が必要である。加えて、観たものが面白いかどうかは観てみるまでわからない。映画というエンタメは時間を投資するギャンブルなようなものだと、病に伏せながら思っていた次第。

 とはいえ、「劇場でなければ味わうことのできない映画体験」を求めて我々は映画館に行くのである。という思考の変遷を辿ったため、「劇場でなければ味わうことのできない映画体験」という観点で2022年3月公開劇場映画を吟味していく。

 

公開予定スケジュール : 2022年3月 - 映画.com

 

 

 

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2022年3月4日公開)

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 ドラえもんの映画には特別な思い出がある。幼いころの夏休み、祖父母の実家に帰省しているときによく観に行っていた。記憶によく残っているのは「ワンニャン時空伝」と「太陽王伝説」。また、いまの妻との出会いのきっかけは「STAND BY MEドラえもん」であった。というこで、ほんのりノスタルジックな気持ちに浸りたいため、劇場に観に行きたい。このスペシャルPVもそのあたりをくすぐる造りになっておりマーケティングにやられてる感もある(笑)。

 

THE BATMAN ザ・バットマン(2022年3月11日公開)

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いったい何人目のバットマン? という感じで、アメコミ映画好き以外はもうワケワカメ!!!! という感じである。しかも下半期にはフラッシュも控えていてバットマン界隈はいよいよ複雑怪奇である。とはいえ、一介のアメコミ映画好きにはこれほど嬉しいことはなく、このダークさを基調とした画作りはドルビーシネマやIMAXといった劇場でしか楽しめない趣があると思う。3時間という時間の長さがネックなので、前日は健康診断前ばりの気合を入れていく必要があるが…。

 

ハングリー 湖畔の謝肉祭(2022年3月11日公開)

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悪魔のいけにえ レザーフェイスリターンズ」を最近観たので、「リアルレザーフェイス!!!」と謳われると観に行きたくをならざるを得ない。家のテレビで観るスプラッター映画と劇場で観るスプラッター映画は大きく異なると思うので、観に行きたいと思っている。ただ例によって近隣の上映館が少なく……実際行くかは不明。

 

ガンパウダー・ミルクシェイク(2022年3月21日公開)

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カレン・ギランが主演を務める犯罪組織に立ち向かう殺し屋を描いた映画。それなんてジョンウィックという感じだが、あいにくジョンウィックを1作目しか観ていない。予告を観る限りエンタメに振り切った小気味良いアクションムービーという感じなので、劇場の迫力で楽しみたい。

 

アンビュランス(2022年3月25日公開)

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トランスフォーマーは遥か遠い記憶の彼方で観たような気がするのだが、何も考えずに脳死で楽しめる映画だったことは覚えている。そんなトランスフォーマーシリーズを手掛けたマイケル・ベイ監督の最新作。エンタメとしてオモシロいことは期待できるので、ぜひ劇場で観たい。年度末の忙しさに疲弊した身体に楽しみを注入したい。

 

おわりに

 まえがきにも書いたとおり、映画の観れる限界は週1がギリギリだと感じたポンタヌフであった。という意味では、3月はちょうどバランスが良い気がする。

 「映画」という切り口にしたので、配信作品は今作には含まなかったが、きっと面白いエンタメが供給されることだろう。気が向いたらそちらも調べて確認してみようと思っている次第である。可処分時間を増やすために仕事の時間を最小限にしたいと思ったポンタヌフであった。